第16章 シンドリア
こんな私に2人はとりあえず最近のことを話すと言ってバルバットという国でのことを話してくれた。
アリ「まだ、何も思い出せないか?」
・・っ!レイの記憶はどうすれば戻るんだよっ!
レイ「はい。話からすると…貴方がたは私にとってとても大切な人たちだったんですね。」
・・・力をリスクを負ってまで開放して助けたなんて。
…今の私にはそんなに大きな力があるのか
私は自身の手を見つめた。
すると2人にはわからなかったようだが私の周りのフィルが私の意識に反応したと同時に…ルフ…に共鳴した。
レイ「ルフが前より強く反応を返してくれる…。
あれ?ルフってなに…」
私はずっと手を見つめながら無意識に小声でつぶやいていた。
アラ「レイお姉さん!ルフのことは覚えているのかい?!」
アラジンが私のつぶやきに食い気味に話しかけてきた。
レイ「え、ええ…そうですね。ルフという言葉はなぜかわかる気がする。
…でも、どんなものかはわからない」
するとルフについてアラジンが教えてくれた。