第14章 ーバルバッドー 戦い
レイ「あの黒い影は私のいた世界から私を追って来た人。
一度は私とモルジアナで人の形を保てない状態まで追い込んだんだけどさっきアラジンに集まって来た魂…まだほとんど前世の魂の形を残したルフを喰らって力を得てしまった。
ぶっちゃけ歯が立たない状態です…」
・・・封印を解くことができたら話は違うんだけど今解いてる時間がない
モル「レイさん、歯が立たないという状態ということは封印を解けば可能性があるということでは?」
真剣な目でモルジアナが私を見つめてきた。
レイ「…確かにそうだよ。でも今は封印を解く時間がないんだよ…もし、解くなら少なくとも3分はあいつの動きを止めてもらわないといけない」
シン「その封印さえ解けばあいつを止めれるのかい?」
レイ「可能性は今の状況より格段に上がります」
シン「ならやってみる価値はあるな。
その封印を解くのに必要な条件は揃っているのかい?」
・・それがここにないなら意味がないからな
レイ「揃ってます。
封印を解くのに必要な条件は私の血とファナリスの血だから…
これは私とファナリスとの契約、私と契約を結ぶものが多ければ多いほど私の力は強化される」
・・・これは王家の力だから守る者が多ければ多いほど王の力は大きくなる!
私はファナリスであるモルジアナとマスルールさんを見た