第12章 バルバットに平和を
キサ「グッ!…チッ。もうこの身体もダメか。新しい肉体がいるな」
そう言い残しキサラギは先程まで使っていた身体を捨て、黒いジンを目指していった
モル「レイさんはやっぱり強いですね、私は結局何もしてないです。」
・・私は何ができる?
そう言えばさっきファナリスがどうとか言ってました。
もしかして私にできることがあるのでしょうか?
私に出来ることなら何でもやりたい!
レイ「そんなことないよ!モルジアナは強いんだから!!
さっきの敵は私を狙ってるからさ、出来ればモルジアナを関わらせたくなかったの。貴女の力を知ったらきっと欲しがるから…私みたいに軍で働かされるかもしれないから…」
モル「そんなことにはならないです!
だから頼って下さい!」
レイ「ありがとう、モルジアナ!
でも、いつも頼りにしてるよ?王宮の前で一緒に戦ったときとかね!」
モル「嬉しいです!
あ、あの、さっき彼奴と話してる時にファナリスとの契約というのが聞こえたんですが私に何か出来ることがありますか?
私、ファナリスです。」
レイ「!聞こえてたの!
…でも、私にもやり方がわからないんだよ。緋の契約のことが…
だから今は気持ちだけ受け取っとくね!モルジアナの助けがいる時は言うから!」
・・・緋の契約。ミカエルに聞いたらわかるかな?
モル「そうなんですか。
助けがいる時はいつでも言って下さい!全力で力になります!」
モルジアナは私にガッツポーズでニコッと笑いかけてくれた
レイ「ありがとう!
スピードあげるよ!アリババ達が心配だからね!」
私達はアリババ達のもとに向った