第10章 バルバット ー再会ー
レイ「アリババ…!もし、助けがいる時が来たら私の名前を呼んで!絶対に助けに行くから!」
・・・私にできることはなんでもするから!
もし、私の王家の肩書が役立つなら…みんなにばれても構わない。
もともと、話すつもりだったんだから
アリ「あぁ、よし!行ってくる」
アリババは交渉のために王宮に向かった
私達は王宮の外で話の行方を見守っていた
そこに知ってる気配が近づいてきた
レイ「! この気配って…もしかして」
・・・ジュダル!?なんで王宮なんかに!仕事に行ってるんじゃ…
アラ「どうしたんだい?」
レイ「んーん、何もないよ!ちょっと知り合いの人がいたかもだったの」
・・・今見つかったら絶対に連れ戻そうとするだろうなー
アラ「そっか!僕もさっき不思議な感覚がしたから同じものに反応したのかと思ったんだ!」
・・さっきのはなんだったんだろう?まるで黒い太陽みたいな…
私達がそうしていると王宮から兵士にアリババが連れ出されていた
そして、この交渉の間にカシム達、霧の団の幹部が姿を消していた