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オオカミ少女は愛の夢を見る
第4章 同じ時間を過ごす
レジに並ぶ列。
カゴの中には、ジャージ、タオル、洗面用具。
どれも特別じゃない。
ヒーローらしい装備でもない。
それでも。
――同じ準備をしている。
同じ合宿に行く。
同じ場所で、同じ時間を過ごす。
「林間合宿、楽しみだね」
お茶子の言葉に、
白井は少し考えてから答えた。
「……うん」
即答だった。
“同じ時間を過ごす準備”は、
確かに何かを変え始めていた。
それぞれの思いを胸に。
それに、
白井自身が気づくのは、
もう少し先の話だ。
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