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オオカミ少女は愛の夢を見る

第8章 ぬくもりに、名前をつけるまで


その日の夜。

寮の廊下。

向こうから、
白井が歩いてくる。

目が合う。

一瞬、
互いに足を止める。

「……勝己」

名前を呼ばれて、
爆豪は自然に歩み寄った。

「……なあ」

「……今度」

一拍。

「……ちゃんと、話そう」
 俺たちの……この先のこと。」

白井は、
少し驚いた顔をしてから、
ゆっくり微笑んだ。

「……うん」

「……ありがとう」

その言葉に、
爆豪は心の中で思う。

——奪わねぇ。

——急がねぇ。

——でも、
——逃げもしねぇ。

——一緒に、
——前に進む。

それが、
恋人としての覚悟だ。

白井の隣に並びながら、
爆豪は静かに決めていた。
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