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オオカミ少女は愛の夢を見る

第8章 ぬくもりに、名前をつけるまで


放課後。

人気の少ない廊下。

「……狼薇」

呼び止められる。

「……なに?」

「……昨日のこと」
爆豪は、
少しだけ言葉を選ぶ。

「……悪かった。……想定より、お前に踏み込んだ。」

白井は、
首を振った。

「……嫌じゃ、なかった」

正直な気持ち。

「……ただ」

少しだけ、
迷ってから。

「……“次”って、
何なのかなって思った」

爆豪の動きが、
止まる。

「……分からなくて、……怖いとかじゃない
 ……ただ、知りたくなっただけ。」

爆豪は、
しばらく黙ってから言った。

「……そのうち、
ちゃんと話す」

「……でも」

「……今は、
知らなくていい」

「……お前が
知りたいって言った時に」

その言葉に、
胸がじんと温かくなる。

「……うん」

「……ありがとう」
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