第4章 化学反応
ハンジが一番興奮するのは、二人が一緒にいるときだ。
立体機動で並んで飛ぶ姿は、もう芸術。
リヴァイの獰猛さとユキノの優雅さが融合して、まるで一つの生き物みたい。
対決してるのに、どこかで息が合ってる。
(この二人、いつか背中預け合ったらどうなるんだろう!?
リヴァイが最前線で巨人ぶった斬って、
ユキノちゃんが後ろで負傷兵を回収して治療して……
最強のコンビじゃん!!)
ハンジはにやにやしながら、屋根の上で足をばたばたさせる。
(それに、いつかリヴァイがユキノちゃんのこと認めたら……
どんな顔するんだろう?
「悪くねぇ」って言って、照れ隠しで目を逸らすのかな?
想像しただけでたまらない!!)
ハンジにとって、二人は単なる仲間じゃない。
調査兵団の未来を照らす、二つの違う光だ。
リヴァイは「希望の刃」。
ユキノは「希望の糸」。
(この二人が一緒にいたら、きっと……
私たちの夢も、もっと近くなるよね)
ハンジは空に向かって大きく伸びをして、呟いた。
「早く壁外調査行きたいな~!
あの二人が本気出すとこ、見たい見たい見たい!!」
好奇心と、愛情と、大きな期待を込めて。
ハンジ・ゾエは、今日も二人を温かく――そして少し悪戯っぽく――見守り続けている。