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翼の約束

第4章 化学反応


【ハンジの視点】

ハンジ・ゾエは、医務室の屋根の上に寝転がって、空を飛ぶ二人の姿を眺めていた。
眼鏡を少しずらして、いつものように目を細め、にやにやと笑っている。

(いやぁ~、ほんっとに面白い二人だよねぇ!!)

ハンジにとって、リヴァイとユキノは最高の“観察対象”であり、同時に大切な仲間であり――そして、ちょっとした“実験材料”でもあった。

〜リヴァイについて〜

最初に地下街トリオが来た時、ハンジはリヴァイに一目惚れ(研究者として)した。
あの動き、あの殺気、あの無駄のなさ。
「人間の身体能力の極限ってこういうことか!!」と、心底興奮した。

でも、近づけば近づくほどわかる。
リヴァイはただ強いだけじゃない。
すごく傷ついてる。
地下街の闇を背負って、誰にも心を開かない。
イザベルとファーラン以外には、壁を作ってる。

それが、ハンジは少し寂しかった。
だからこそ、無理やり距離を詰めて、話しかけて、反応を見て楽しんでる。
リヴァイが「うるせぇ」とか「黙れ」とか言ってくれるたび、内心でガッツポーズしてる。

(リヴァイはね、ツンデレの極みなんだよ!!
 本当は仲間思いで、すごく真っ直ぐで……
 あ、でも言ったら殺されそうだから内緒♪)

最近は、ユキノの存在でリヴァイの表情が少しずつ変わってきているのも、見逃していない。
苛立ってる顔、闘志を燃やしてる目、無言で歯を食いしばってる横顔。
全部、たまらなく面白い。

(リヴァイ、初めて本気のライバル見つけたんだね。
地下街じゃ誰も追いつけなかったのに、壁育ちの女の子に並ばれちゃって…… かわいいなぁ~!)


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