• テキストサイズ

天国スカウト断って、地獄で改革始めます!

第4章 黒の世界を選びました。


「私は、ちゃんと生きてた頃みたいに、働いて、悩んで、でも誰かと関わっていたい。それが、私にとっての“リアル”だから」

アゼルは少し驚いたように私を見つめたが、すぐに頷いた。

「……わかった。歓迎するよ。黒の世界へ」

セロスはしばらく沈黙した後、ため息をついた。

「……営業成績、また下がるわ。ほんま、やってられへん」

「本音漏れてますよ、セロスさん」

私がそう言うと、セロスは肩をすくめて笑った。

「仁菜さん、あなたみたいな人は、白の世界には向いてないかもしれませんね。……でも、黒の世界で後悔しても、戻ってこれませんよ?」

「白の世界に行った方が後悔すると思います。セロスさんには悪いけど」

 微笑んで私が言うと、私の言葉に、アゼルが小さく笑った。

「……じゃあ、案内する。地獄の入口は、意外と風通しがいいぞ」

私はその言葉に、ふっと笑いながら、彼の隣に並んだ。

白と黒の境界線を越えて、私は“選んだ”世界へと歩き出した。
 
/ 25ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp