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天狐あやかし秘譚

第88章 動如雷霆(どうじょらいてい)


「それにしたって、今日の真夜中まで時間があるってどうして分かるんですか?それより早く何らかの動きがあったら!?」
「それはないな。それはない。最初から、やつらは今日の8時までに玉が手に入ればいいと思っていたんや。今日が何の日か、分かるか?」
瀬良が首を振る。私もわからない。
「新月や。昨日はちょっとだけ月、出てたんやで?今日がほんまの新月。
 新月、死返玉、そして、ここはどこや?島根県松江市・・・ここに何がある?」
「まさか・・・」
瀬良の顔が少し青ざめた。え?なになに?二人で盛り上がらないでよ!

「そ、敵さん・・・まつろわぬ民たちはな、開けるつもりなんよ。なあ・・・」

土御門の目が夜の森の向こうを見た。

「あの『黄泉平坂』を・・・な」
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