第43章 報恩謝徳(ほうおんしゃとく)
なんだ・・・ただ、遊びに来たいだけだったのか・・・。
そう思いかけた時、私は目を見開いてしまった。
!?
芝三郎がちっちゃかわいい女の子に手を振りながら駆け寄っていってるではないか!
女の子は小学校1年生くらいだろうか、ミルクチョコみたいな色のスカートにオフホワイトのパーカーを着て、愛らしい顔立ちをしている。遠目にも仲が良さそうな雰囲気が伝わってくる。
そして・・・
なんと!
二人仲良く手を繋いで児童プラザの自動ドアをくぐっていってるのである。
・・・芝三郎も隅に置けない。
いつの間に、あんなに可愛らしい彼女を見つけ・・・
そう思いかけたときに、ダリが口を開いた。
「あの者・・・」
その言葉を聞いて、私は蒼然となってしまった。