第21章 大声疾呼(たいせいしっこ)
曰く、
『私が清香様と芝三郎様の面倒を見ていた時、突然、清香様が『ままが!』と言って、窓にへばりついて祈るような仕草をしたんです。それにつられて、芝三郎様も・・・。おそらく、あの時、何かしらの念を送っていたのだと思います』
とのことだった。
瀬良の理解は非常にファンタジーな感じだったが、土御門がもう少し補足してくれた。
『わいと瀬良ちゃんには深〜い縁があんねん(瀬良はこのセリフを聞いてすこぶる嫌そうにした)。で、わいが綾音ちゃんの足にくくりつけた糸玉の端持っててんな。やから、綾音ちゃんの危機の信号が、わいを通して瀬良ちゃんに、瀬良ちゃんから清香ちゃんや芝三郎狸に伝わったんと違うかな。まあ、理屈はこうだとは言え、異世界と現世がつながるっちゅうのは、ほんま奇跡的だから、もしかしたら、単なる偶然かもしれんけどな』
まあ、要は清香ちゃんがやっぱり私のSOSを察知して助けてくれた、ということらしい。偶然かも、と土御門は言うが、私はやっぱり清香ちゃんの『助けたい』という思いが産んだ奇跡に思えてならない。
清香ちゃんには助けられっぱなしだな・・・。
そして、もうひとつ、おまけなのだが、こんなエピソードもある。
鬼道を封滅した後、本部で清香ちゃんや芝三郎と再会し、上述した『糸を通じて縁ができる』という話をしていたときのことであった。
そうか、あの空間であったことが清香ちゃんたちにも伝わって・・・それで助かった・・・
助かった・・・って!ちょい待ち!
じゃあ、あの後の・・・あの後のダリと私のあの、あの・・・・
顔がかあっと熱くなる。
『お願い・・・これ以上言わせないで・・・。そこ・・・真ん中・・・私の一番濡れているところに・・・お願い・・・もう・・・我慢できないよぉ・・・』
淫らにおねだりをして、アソコからびゅうびゅうとお汁を流しちゃったこととか・・・。
嘘・・・もしかして・・・。
ちらっと土御門を見ると、その視線と私の顔色で何かを察したのか、ニヤッと笑った。
やっぱり見てたああああ!
ますます恥ずかしくなり、うつむいてしまう。
それが土御門の嗜虐心を煽ったのかもしれない。土御門がニヤニヤしながら寄ってきた。