第3章 秋霜烈日(しゅうそうれつじつ)
耳元にダリが口を寄せる。ゾクゾクするような低い声。
「もっと・・・深く愛してやるぞ・・・。主も求めておるじゃろう?」
脳に流れ込むその声に、身体がビクビクと震える。
「あ・・・う・・」
頷いたら・・・頷いたら・・・。ダメだ・・・絶対・・・。私は理性を総動員して、ダリが視線で、指先で、声色で与えてくる官能に抗う。
でも・・・でも・・・。ダリの指が私の秘所をクリクリと責めさいなむたびに私は頭の中にパチッパチッと電気を流されたようになる。とてもじゃないけど、が・・まん・・・できない!!
いい・・・き・・気持ちいい・・。
「主の身体・・・溶けておるぞ?」
そんなこと・・・言わないでよ。
そっと、またダリがその口を私の耳元に近づけてくる。
ダメ!今それやられたら・・・私・・・私・・・っ!!
「主は、欲しがってるのじゃろう?もっと・・・もっと・・・」
少し低めのダリの声が、耳から官能そのもののように私の脳に流し込まれる。
「もっと・・・心地よくしてやるぞ?」
はああ♡
それだけで腰が浮く。身体中がゾクリと粟立つ。
「ほ、ほしい・・・」
私は思わず頷いてしまった。もっとして、と求めてしまう。
「ふふふ・・・、契(ちぎり)は成ったな・・・。よしよし・・・では、気をやるといい」
くりっと膣内でダリの指が回った気がした。そして・・・
「ひあああ!!」
今までとは違う、表現しようがないけど、ものすごく響くところ、クリトリスの裏側あたりを優しく擦り上げてくる。
ダメダメ・・・だめ!!!
同時に私の上半身を抱き起こし、深いキスをする。
「ふぐう・・・!」
頭の中にスパークが走る。目がチカチカして、体中が真空に浮き上がったような錯覚を覚えた。何もかもが開放されたようになり、なぜだか、右目からつっと涙がこぼれた。
「イッたか・・・」
ダリの声が遠くに響く。幸せな気分のまま、私はふわっと意識を手放した。