第105章 昼想夜夢(ちゅうそうやむ)
日暮は、やれやれ、これでやっと会議から解放だ・・・今日は少し早く帰って身体を休めよう・・・などと思い、ひっそりとあくびを噛み殺していた。
その時の土門の口調はまるで今日の夕食の話をするくらいの軽いものだった。
彼女はこう言ったのだ。
「そうですねぇ・・・あるとすれば、祓衆の御九里牙城が行方不明になった・・・ってことくらいでしょうか」
・・・・・
日暮の目が、いっぺんに醒める。
「え・・・え?・・・ええええええっ!!!!」
占部の事務室にまで響き渡るほどの日暮の悲鳴に似た叫声があがった。
「美澄は知らなかったのですか?ああ、そうか、昨日は休暇を取っていましたものね」
しれっと言う土門。土門の説明によると、事態は次のようなことのようだった。