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天狐あやかし秘譚

第101章 興味津々(きょうみしんしん)


私がただ黙って部屋をじっと見つめていたので奇妙に思ったのかもしれない。母親が声をかけてきた。

「そもそも、あの子がいなくなった件で、なぜ宮内庁の方が?」

もっともな質問だ。普通の人にとって、宮内庁は皇室関係を司る特殊な官庁という位置づけだろうから。

「宮内庁にも、あるんです。捜査をする部隊が」
「はあ」
「お子さんの失踪事件は特別です。ちょっと詳しくは説明できないんですけど、私達はそういった『特別な』犯罪を捜査するための専門の部隊なんです」

宮内庁陰陽寮

平安時代から1000年以上に渡って、天下国家を影になり日向となって守護してきた部署だ。
その誇りにかけて・・・

「お母さん、お任せください。愛理さんを必ず見つけ出してみせます!」

私は高らかに宣言をした。
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