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Butler's Vampire *R18

第1章  





フィニがいた場所を皆で探すが、髪飾りはない。
は残念そうに肩を落とした。


「……そのうち出てくるかなぁ」



使用人たちは土下座のように謝る
「すみません!」




「……もし出てこなかったらセバスチャンにまた新しいものを贈って貰うわ」
と微笑んで、ことを納めようとした。






スイーツを食べ、落ち込んだ空気を和らげていると
外から、フィニアンの大きな声。


「あったー!!待てーーー!!!!」



庭から駆け回るフィニアン。
追いかけているのは、黒猫。

猫の口に、の髪飾りがくわえられていた。


「猫が持ってたんです!木陰でじゃれてて……」

猫はすばしっこく、庭を逃げ回る。


メイリンが「待てー!」と追いかけ、
バルドロイも「捕まえろ!」と参戦。
大騒ぎの追いかけっこ。



も外に出て、ドアの側からそれを笑って眺めていた。



追いかけ続けて、使用人らはヘトヘト。

猫が突然、に向かってジャンプ。
は反射的に受け止め、抱きしめた。

猫は喉を鳴らし、髪飾りを落とす。


「ありがとう……
無事に、回収できたわ」



そこへ、騒ぎを聞きつけたシエルが出てきた。
猫を見て、顔をしかめる。


「騒がしいな
……!!!
早くそいつを向こうにやれ!」



は猫を優しく撫で、外へリリースした。



「みんな、ありがとう。」



屋敷は再び笑いに包まれ、
小さなイタズラ事件は、皆の絆を深めた。

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