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Butler's Vampire *R18

第1章  





取引の話が終わり、ヴラドは立ち上がった。
屋敷を去る前に、二人に問いかけた。


「ところで、あなたたちは……吸血鬼の存在を、信じますか?」


シエルは眉をひそめ、セバスチャンは静かに見つめる。


ヴラドは微笑み、続けた。
「吸血鬼は、初めて飲んだ血に執着する性質があるそうです。心ではそう思わなくても、体は反応する。
その人が近くに来ると、飢えが加速するんだとか。


まぁ、これもフィクションの中の話かもしれませんがね。」






彼は軽く笑った。
「またお会いできる日を楽しみにしています。」


ヴラドは馬車に乗り、屋敷を去った。
霧の中に、金色の影が溶けていく。



「……怪しいな」

シエルの呟きにセバスチャンが静かに答える。

「ええ。様に、お伝えすべきです」


ヴラドの訪問は、表向きは取引の挨拶。
だが、本当の目的は、明らかだった。





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