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Butler's Vampire *R18

第1章  





は彼のシャツを脱がせ、ベッドへ導いた。
体を重ねると、トーマスの息が荒くなる。


にとって行為は食事のための手段でしかなかった。
それ以上でもそれ以下でもないのだ。


男の興奮が最高潮に達するとき、
は男の首筋に牙を立てた。




血の甘い味が広がる。美味しい。美味しい。




通常ならここで止まるはずだった。

しかし、は止まらなかった。



止まれなかった。




本能が求めるままに、血を吸い尽くしていく。




男の体が痙攣しはじめる。
意識を失い、ぐったりした様子にも構わず、
最後までその血を吸った。



男は息絶え、崩れ落ちた。
部屋に残されたのは、灰の山だけ。



はようやく我に返る。
震える手で灰を払い、部屋を後にした。


心臓が激しく鼓動し、恐怖と罪悪感が襲う。



私が殺した?、



血を吸い尽くすなんて初めてだった。
体は満たされたのに、後味が悪い。



どうして止まらなかったの?
どうしてあの男を殺してしまったの?






翌朝、新聞に小さな記事が載った。

「宿屋の部屋で男性失踪、灰が残る」

は自分の部屋でそれを読んで震えた。



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