• テキストサイズ

Butler's Vampire *R18

第1章  






数日後、早速ターゲットの男から招待状が届いた。
「ぜひ、一緒に夕食を」との丁寧な文面だ。



これはチャンス。
シエルに報告し、単独で行動することを決めた。




セバスチャンが執務室で、静かに進言した。

「様、お供いたします。危険が伴うかもしれません」





は首を振った。



「……大丈夫だから。信じて、セバスチャン」




彼の瞳が、わずかに揺れた。




「……承知いたしました。ですが、何かあればすぐに。」




は微笑んだ。
「ありがとう。心配しないで。」







当日、は馬車に乗り、現地へと向かった。




高級レストラン。美味しいと評判の店だ。




予約されていた個室に入ると、男はすでに席に着いていた。



の姿を見た男は立ち上がり、目を輝かせて迎えた。
「嬢! お待ちしておりました。今日も本当に美しい」




は微笑み、席に着いた。
「ありがとうございます。お誘いいただいて、光栄ですわ」



食事が運ばれ、会話は自然に弾んだ。




ドリンクの注文の時、はあえて尋ねた。
「お酒はお召し上がりにならないのですか?せっかくの機会ですのに。」



男は少し照れくさそうに笑った。

「そうだね。嬢は?」




は目を伏せ、しおらしく答えた。
「強くはないのですが……楽しむのは好きですわ。一緒に、いただいてもいいかしら?」





ワインが運ばれた。


上等な赤ワイン。香り高く、深い味わい。




はグラスを傾け、喜びを装った。
「美味しい!こんな素敵なワイン、初めて」



弱いふりをしながら、グラスを空けていく。



男にも勧め、自分も飲む。





しだいに男の顔全体が赤らみ、

やがて、男はべろべろに酔った。





/ 80ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp