第1章
食堂に戻ると、なにやら盛り上がっていた。
ファントムハイヴ社の菓子部門の試作品だそうだ。
新しいキャンディのサンプルがテーブルに並び、使用人たちが試食中。
シエルがを見て言った。
「も食べて感想を聞かせてくれ。」
は一口食べ、思いつきでアドバイスした。
「このキャンディ美味しい…!でも、もう少し甘さが弱いほうが、香りが引き立つかも」
シエルは少し考え言った。
「……試してみるか。」
使用人たちは「おお!」と喜んでいた。
は少し嬉しくなった。
その後、シエルに呼ばれ執務室へ。セバスチャンも一緒だ。
シエルは話を切り出した。
「、近々仕事の関係で協力を願うかもしれない」
は息を呑んだ。
「……どんな?」
「社交パーティーへの参加だ。ただ、今後の動き次第でなくなる可能性もある。あくまで仮の話だ」
は即答した。
「もちろん、承諾するわ。必要なら男性を落とすことだってできる。」
シエルは笑い、呆れ半分に感心した。
「ふん。頼もしいな。」
セバスチャンの顔は少し曇っていた。