第1章
深く、強く。
セバスチャンは小さく息を漏らし、
気持ちよさそうな声を上げた。
は夢中で悪魔の血をたっぷりと味わった。
飲みすぎたせいか、クラッと体が浮くような感覚。
視界が揺れ、膝が崩れる。
倒れそうになるをセバスチャンが抱きとめた。
「様、大丈夫ですか?」
彼の腕に抱えられる。
その執事の胸に顔を寄せる。
ドキッとした——悪魔の体温、香り、心臓の音。
は頰を赤らめた。
「……大丈夫」
「お部屋までお送りします。」
セバスチャンはを抱き上げたまま部屋まで運んだ。
ベッドに優しく下ろし、毛布をかける。
「おやすみなさいませ、様」
は目を閉じ、穏やかな眠りに落ちた。