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【aph】セカイはいつか飽和して【dc】【prsk】

第1章 邂逅事変


「菊、その子は大丈夫なの?」


 ︎︎ ︎︎ ︎︎ ︎︎ ︎︎ ︎︎・
「ええ。問題はありませんよ」


 ︎︎本当はそんなこともないし、そういう訳じゃないって気がついているはずなのにこの人はほんとずるい人だな。


「……」


 ︎︎というかよく考えたらこの人たち、不思議なメンツをしている。


 ︎︎本田菊にフェリシアーノ・ヴァルガス、それにアーサー・カークランド。まとまったメンツは枢軸でも連合でもない。国同士の大きな関わりは同盟くらいじゃないか。しかもここはファミレスで私的な集まりのはずだ。まさかこんな所で国際問題を話し合う訳にも行かないだろうし。


「にしてもこの時間のファミレスで殺人って、とんでもないな」


「ええ。そうですね。小さなお嬢さんもよく来られるところですし……」


「犯人、早く捕まって欲しいね。ね?」


「え? ︎︎……まあ、そうですね」


 ︎︎返事はありきたり。名前をちゃんと教わった訳でもないのに馴れ馴れしくはできないと思う。名乗られたところで別に仲良くするつもりもない。


(ああ、さっさと帰って奏たちと作業をしたい……)


 先程から殺人現場の様子がよく耳に入るけど、それでも、僕にとってはどうでもいい話だった。


(はぁ、そんなことよりもさっさと帰りたい)


 ︎︎殺人事件現場の近くでこんなことを思うと不謹慎だと叱られかねないかもしれない。でも、やはり人生で出来れば殺人事件とは無縁で生きていきたいと思うのはダメなことだろうか。


(そもそもそれは"僕"だから無理な話だけど)


 ︎︎この国たちも雑談に花を咲かせている。近くで殺人事件が起こってしまったのに随分と呑気なものである。きっと、これも僕を安心させるためなんだろうな。メンツは変だけど。
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