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【aph】セカイはいつか飽和して【dc】【prsk】

第2章 薫風が帯びる




「とうちゃーく! ここを通れば、駅までまっすぐ帰れるよ」


 ここは本当に知らなかった。そもそもほとんど外に出ないのだから当たり前かもしれないけど。


「こんな近道があったなんて全然知らなかった……!」


「よくこの道知ってたね」


「えへへ、前にこの辺りをフラフラと歩いていたら偶然見つけたんだよねー」


(偶然、ね……)


 ︎︎きっと瑞希のことだからサボったりした時にみつけたのだろう。


「そっか。……ありがとう。瑞希」


「ありがとう、瑞希。助かったよ」


「どういたしまして!」


 少し5人で神社内を歩いていると目の前に設置前のテントが見えた。


「……ねえ、あれってなんだろう? 何か準備してるみたいだけど……」


「お祭り?」


 そう考えるとテントとかにも見えなくもない。


「そうみたい。看板にシブヤ夏祭りって書いてある」


「シブヤ夏祭り?」


 あれ?これって、ひょっとして、東雲姉弟のバナーイベントのやつ?


「シブヤ夏祭りかー。中学生の頃に一度行ったっけ? 屋台もたくさん出るし、ライブイベントもあるから、結構盛り上がっていた記憶あるけど」


「へーライブイベントなんてあるんだ」


 言われてみれば、僕は今まで一度も夏祭りに行ったことがない気がする。だから、夏祭りにライブイベントがあるのがよくあることなのかそうでもないのかよくわからなかった。
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