【aph】セカイはいつか飽和して【dc】【prsk】
第1章 邂逅事変
「な、なんなんだよ! ︎︎じゃあ、あいつが犯人じゃないっていう情報はねぇのかよ! ︎︎第一発見者のあいつが1番怪しいだろ!」
︎︎彼の指の先に存在しているのは僕だ。もはや難癖だ。どうしようもない言い訳。
(ここは何も反応しない方がいいよね)
「……」
︎︎その叫び声に思わず誰もが静まる。どうでもよさげに僕はもう1度オレンジジュースのボタンを押した。
︎︎ピッ
︎︎そんな機械音が静寂に流れた。今度はちゃんとグラスを用意したおかげで十分な量が注げたようだった。
︎︎刹那。
「おい、聞いてんのかよ!」
︎︎煮え切らない僕の態度にとうとうキレ出したのは犯人の方だった。僕は聞こえないフリをしてやりすごした。別にこんな奴に構っておく訳にもいかない。
「おい!」
︎︎ ︎︎ ︎︎ ︎︎ ︎︎ ︎︎ ︎︎ ︎︎ ︎︎ ︎︎ ︎︎・・・
︎︎犯人の手に銀色に光るなにかが見えた。
「!?」
︎︎人は驚いた時咄嗟に回避ができない。大の大人の走る速度に僕が叶うわけなどないのだ。
「死ね!」
︎︎振りあがるそれ。僕は思わずそれを眺めるしかできなかった。