第1章 人生何が起こるか分からない
「ありがとうございました!またのお越しをお待ちしております。」
そして仕事用のパソコン、なんとも訳の分からないパソコン2台を購入し瀬名は岐路に立つ。
『なんなんだろこのパソコン。家帰ったら起動して見てみよっと。』
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そして家に着いた瀬名は家族にパソコンを見せる。
興味津々にパソコンを除くのは雄大であった。いつか自分もと目を輝かせていた。
しかし、
「姉ちゃん、この1台ははわかるけど、このボロボロのパソコンはなに?」
『わからない。なんか可哀想だったから買ってきた。』
ハハハと笑いながら雄大に説明する。父も母も気になったのか、そのパソコンを起動するのをみんなで見ることにした。
そして全員が瀬名の部屋へ移りコードをコンセントに繋ぎ、起動をしてみる。
父と母は右から、雄大は左からパソコンを見ていた。
『うわぁ、めっちゃぼろぼろ…。』
「そうねぇ…それにしてもキーボードの文字が私読めないわ?」
「父さんも読めないな…なんなんだろう、ますます気になるな…。」
「もしかして姉ちゃんめっちゃすげぇ掘り出しもん見つけたんじゃね!?」
瀬名と父、母は少し何だこれは。という反応だったが、雄大はワクワクを隠せなかった。
そして電源が入り画面が付く。
だが全員の頭は?だった。文字が読めなかったのだ。
『とりあえず何かアプリありそうなら開いてみるね。あ、これをっと…。』
その一瞬の瞬間だった。
パソコンが光り、瀬名だけを照らし、その光はすぐに部屋を包み光が消えた。
「ね、姉ちゃん…?」
「…!!!」
「瀬名!!どこだ!!」
光が消え瀬名部屋には父と母、そして雄大。
そこには瀬名の姿は無かった。
そしてパソコンも。