第1章 人生何が起こるか分からない
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『……んん。一体何が…。』
「おう、嬢ちゃん目が覚めたか。」
『!?!?』
さっきまで自分の部屋に自分の家族しか居なかったはずなのに、全く見知らぬ声が聞こえてくる。
恐る恐る目を開けてみると…
『ぎゃあああああああ!!!だ、誰ですかあなた!!!』
目の前に居たのは禿頭に髭をこしらえ、眼鏡のようなサングラスの様なものをつけた老人だった。
「まあまあそう騒ぐでない。ここはワシの工場じゃ。」
工場と言われ辺りを見渡す瀬名。確かに色んな機材が置いてあり、ロボットのようなものも置いてある。
『ロボット…?』
「あぁ、これか、これはカラクリじゃ。」
『カラクリ、ほぅ、…ってそうじゃなーーーい!!!なんで私こんなところにいるんですか意味わからないです帰ります!!!』
「あ、ちょっとまちなされ…ってあれ…。」
老人が引き止めようとした時にはもう瀬名の姿は無かった。
そして一方真っ直ぐ走りそしてどんどん足が重くなる。
『ここ、どこ…?』
見慣れない景色、街並み、歩く人々の異様な服装、なぜ着物なのか違和感を抱く。少なからずとも自分の住んでいた所では着物で出掛ける人も居ない、そもそも着物でここまで多くの人が出歩くこと自体が瀬名の中では異様なのだ。
瀬名は踵を返して真っ直ぐ来た道を走ってもどる。
『ちょ、ちょっと!ここどですか!!な、なんなんですか外の人たちの服装は!!!』
「原因はそいつじゃよ。」
『え…。』
そいつと言われ老人が指を指したのは今日買ったボロボロのパソコンだった。
意味がわからず説明を催促する。
「まあそう慌てるでない、説明をしよう。」