第2章 なんでも摂取しすぎるな
―1週間後
しばらくの間、近藤さんが大丈夫大丈夫と言って、新撰組の屯所でご飯も食べさせてもらい、毎日お風呂に部屋まで貸してくれた。
お風呂は土方さんがこの前のように、また倒れたら、他の隊士が来てしまったらと言うことで毎日付き添いをしてくれていた。
『本当に毎回忙しいのにごめんなさい。』
「いいんだよ。それにしてもお前すげェな。隊士の誰とでも打ち解けてやがる。」
『私がいた世界ではそんなことも無かったんですよ。私、ほとんど友達いませんから。』
「そうなのか。」
土方さんは深くは聞いて来なかった。でもこの世界に来て、見ず知らずの私にここまで良くしてくれて、だからこそ私の事をもっと知って欲しかった私は、聞かれてもないのに色々と自分のいた世界での話をした。
幼少期から瞳の色が原因で虐められていたこと、大人になっても女性から嫌がらせは続いたが、気にもしてなかったこと。それでもお母さんが心配していること。洗いざらい全てを話した。
「母ちゃん達心配してんだろうな。」
『はい…ので、ほんとに早く帰りたいんですけどね…。』
「…行き来は、不可能なのか…?」
ふとした言葉に私は驚いた。なぜそんな質問をするの?あって間もない人間に、ましてや異質である私にこの世界に戻ってくる権利なんてあるの?
『それは、わからないです。』
「てことは、アイツら次第、ったことだな。」
"アイツら"とは多分万事屋のことだと思う。前に気が進まないって言ってたけど何かあったのかな。あまり聞かないでおこうと思った時に土方さんは私の瞳の話を持ちかけてきた。