第1章 人生何が起こるか分からない
突然の土方さんの声に驚いてしまった…。
その場であたふたしていると土方さんが口を開いた。
「泣いてたんだろ?大丈夫か?すまねぇ、いきなり倒れた音がしたから少し見ちまった…。」
顔を顔を赤らめそっぽを向き、土方さんはそう言った。
やっぱり裸観られてたあああああ!!!
彼氏すら出来たことないのに彼氏でもない人に裸みられてしまったああああああ!!!
もうお嫁に行けない!!私のばか!!
泣いていたんだろ?という言葉など聞こえておらずバタバタと部屋を走り回る私。目眩のことも忘れたまま。
でもその目眩はまた私襲ってフラッと体制を崩してしまった。その時だった。
「おい、危ねーぞ。仕方がなかった悪ぃ。いまはゆっくり休んでろ。」
倒れかけた私を支えたのは土方さんだった。
そのまま私を抱き抱えた、要は世間で言うお姫様抱っこだった。
そんなことをされた経験がない私は土方さんのうでの中で暴れる。
『ちょっ、待ってください!重いので!自分で寝ますからあああ!』
「また倒れるに決まってる。大人しくしてろ。」
確かにそうだ。私は大人しく土方さんの言葉に甘えることにした。
めっちゃ恥ずかしいけど…。
そして土方さんは優しく布団の上に私を下ろしてくれた。
なんとも言えない空気が流れたが先に口を開いたのは土方さんだった。
「泣くぐらいだ、大事な家族いるんだろ?早く帰る方法見つけねェとな。」
『きっと心配してると思います、早く帰りたいです…。』
「気は進まねぇがお前が落ち着いたら万事屋へ行くぞ。」
わかりました。と答えしばらく家族との話をしていた。横になりながらも楽しそうに話す私には土方さんの表情がものすごく優しくみえた。
そしていつの間にか眠りに入ってしまった私と、その部屋にしばらく土方さんが居たことは私は知らない。