第1章 人生何が起こるか分からない
「土方さんのお姫様がご登場ですぜ。」
「よう、お姫様。」
『お姫様って…。』
土方はタバコを吸いながら瀬名達の方を見た。沖田は失礼しやす、と自室へと戻って行った。そして2人きりになり瀬名はお礼をと口を開く。
『昼間はありがとうございます。お陰様で助かりました。』
「その割にはこぇー顔したけどな。」
『なっ…!!』
どんな顔をしてたのかと自分でも思い返す。確かにチンピラに睨みをきかせて居たのは確かだがそんな怖い顔をしていたのかと少し反省していた。
「あんな怖い顔してっと男も寄ってこねーぞ。」
『ちょ!失礼な!確かに彼氏なんて居たことありませんけど!!』
まじでか。と、土方はフッと笑い、お前風呂は大丈夫なのかと聞かれ、確かに風呂に入りたいと思った瀬名はお願いすることにしに。
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土方が風呂場まで案内してくれたおかげで瀬名はお風呂に入れるようだ。
「すまねェが女物は持ち合わせてねぇ。これで勘弁してくれ。それと…。」
瀬名は土方から男物の羽織を受け取ったが、土方が何やら少し顔を赤らめ言いずらそうに口を開く。
「…羽織もそうだが、なんだ、あれだ、下着も無ぇ。悪ぃ。」
『土方さんってそんな怖い顔して女の下着如きで照れるんですか?』
瀬名は少し意地悪にニヤニヤしながらそう聞いた。
「なっ!違ぇよ!洗濯は自分でやれよ。」
他の隊士達が風呂場に入らないように入口で待ってると土方から言われ、わかりましたと答えた瀬名は風呂場へと入り服を脱ぎ浴槽へと浸かった。
『お母さん達、心配してるよね…。』
しばらく浴槽に浸かり家族のことを思い出していた瀬名は感情かを込み上げいつしか小さな声で泣いていた。