第1章 人生何が起こるか分からない
新撰組と聞いて、名前を聞いても、あれ?あれ?と頭を悩ます瀬名。
そんな瀬名に土方が声をかける。
「どうした、俺の名前、変か。」
『いや、そうではなく、私の知っている新撰組の人達は土方さんなら歳三なんです。』
「まあなんでもいい。だがお前変な格好をしているな、ここらへんの人間では無いのか?」
そう言われ、だが源外の事も話すことが出来ずただ、タイムスリップしたということだけを伝えた。
信じられないような顔をしていたが、服装などを見る限りタイムスリップでは無くとも少なくともこの辺の人間では無いことは把握できた。
「行き場はあるのか?」
『いや、それが新撰組の場所を探していた結果迷子になりまして…。』
「丁度いい。お前も着いてくるといい。」
『え!いいんですか!?』
思わぬ返答に、あぁ。と答え瀬名は有難いことに新撰組と共に屯所とやらに向かっていった。
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「ただいま帰りやした。土方さんがお嬢様連れてますぜ。」
「てめェ!余計な事言わなくていいんだよこのドアホが!」
そう聞くと屯所の中が男の黄色い声に包まれ、ヒューヒューと煽る隊士たちが沢山だった。
どうしたらいいかわからない瀬名あたふたし始めそれを治めたのが新撰組をまとめている人だろうか、こちらを見て言葉を放った。
「大凡のことはトシから聞いている。俺は新撰組局長、近藤勲だ!よろしくな!お嬢ちゃんの名前、聞いてもいいか?」
『如月 瀬名と申します。』
「瀬名ちゃんか!いい名前してるな!!」
そう言って近藤さんという人は父と母が付けてくれた名前を褒められ内心嬉しかった。
だが、新撰組の屯所に来て自分は何をしたら、源外のこともあり、どこから話せばいいのか分からなかった。
その様子を近藤が察し瀬名に声をかけた。
「まあまあ、落ち着こう。トシ、総悟2人とも来てくれ。もちろん、瀬名ちゃんもだよ。」
そう言われ他の隊士たちが居ない部屋へと移る。