第1章 人生何が起こるか分からない
「ワシの名前は平賀源外じゃ。お主をここに連れてきたのもワシの実験が成功した証じゃ。」
『………。』
「………。」
『それってアンタの実験代じゃないの!!元の世界へ返してよ!!』
理由を聞いて激怒する瀬名。
だがしかし無理は無い。
「待て待て、帰れるようにまた作りなおせばいいだけじゃ、まあこの実験に成功したんじゃ、1年もあれば…『今すぐ何とかしろぉ!!!』
ゴツッ
鈍い音が工場内に響く。
源外の話をさえぎり瀬名は頭に1発ゲンコツをめいいっぱい力を込めて殴る。
どんどんその殴られた辺りは腫れ上がり、まるで漫画のようなタンコブが出来てしまった。
いてて…と頭をさすりながら分かったから落ち着いてくれと頼む源外。
「できる限り手は尽くすがここに居座るのだけは勘弁してくれ、ワシ指名手配犯なんじゃ。それだとお主も何かと不便じゃろ。」
『ちょ、指名手配犯!?今すぐ警察に…「嬢ちゃんそれだけはやめてくれぇぇぇ!」
さっきは源外の言葉に被せ遮った瀬名だが、今度は瀬名が源外に言葉を遮られてしまい手を引っ張られ、お願いじゃああ!!と泣き喚く源外。
はぁ…。と呆れため息を零す。
『じゃあ何とかしてください。帰れなかったら警察につきだしますからね。で、私はどこに行けばいいんですか。』
「指名手配犯のワシが言うのも何じゃが…確実に身元の安全を確保出来るのは新撰組じゃ。だがわしはそこには案内できん。万事屋なら案内できるんじゃがアイツらは貧乏じゃからのぅ…。」
『身元の安全確保第一です、地図ください自分で行きます。』
そう言って源外に地図を描いてもらい渡してもらった。