• テキストサイズ

悪役令嬢に転生したけど推しが中の人だった件について

第16章 神楽坂蓮と『氷の薔薇』


事件の後、私はすぐに医務室へ向かった。

「アメリア!足は大丈夫?」

ベッドのカーテンからひょこっと顔を覗かせたアメリアは、私の顔を見るなり破顔した。
「ヴァイオレット様!はい!先生の回復魔法で足の方は治りました!でも……髪飾りが……」

しゅんと肩を落とす彼女の手には、私たちお揃いだった髪飾りが真っ二つに割れていた。

私はそれを見て、自分の髪飾りを外すと、躊躇なく真ん中から折った。
「ヴァイオレット様!?」
「ヴァイオレット!!」
驚くアメリアの声が響く。
と同時に男性陣の声?

その時、気づけば医務室にはレオン様、ノエル様、ユリウス様、そして私を追ってきたルシアン様まで全員集合していた。

「あら、皆様方お揃いで……」
勢いに気圧され、私の笑いはしりすぼみに消える。
――好感度とか、もう分からない。なるようになれ!破滅以外ならどんな結末も受け入れるさ!
/ 128ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp