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悪役令嬢に転生したけど推しが中の人だった件について

第2章 主人公と友達になろう!


(ああ、こんな時間が、ずっと続けばいいのに)

 息苦しい貴族社会の真似事も疲れる。
 だって私庶民だもん!ゲームのお嬢様チートでどうにか回避してるけど……
 
(破滅フラグを回避するために始めた“改革”だった。
でも今は、それだけじゃない。
私は、誰かに好かれるために変わったんじゃない。
誰かと、ちゃんと向き合いたいから、変わったんだ)

この世界で、私は“悪役令嬢”じゃない。
誰かをいじめる役でも、推しに嫌われるための存在でもない。

私は、藤咲しおり。
そして今は、ヴィオレッタ・ド・ローゼンとして、
この世界で“選び合う”未来を探している。
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