第1章 壊れぬ妻と飽きない夫
「大丈夫。直哉に触られて倒れるほど弱くないわ。」
「そんなん言うから、余計に触りたなるんや。」
直哉の指が服の中に入り、柔らかい乳房を揉み上げる。
指先が突起に触れ、爪先で軽く擦ると、仁美 から甘い声が漏れた。
少し固くなった乳首を舌で舐めると、仁美 の背中は弓のようにしなり、直哉の舌の動きに合わせてさらに声が漏れた。
「……なぁ、仁美。」
囁き声が耳殻を震わせる。
直哉の声や指に仁美の体はどんどん熱くなる。
「かわええわ。こうなるん、俺だけやろ。」
吸われた乳首が薄紅色に染まると、直哉はその突起をまた舐める。
舌が動く度に、仁美の嬌声が漏れる。
「あっ直哉…あん…。」
その反応を楽しむように、直哉は低く笑った。
「ほら、力抜き。しんどかったら言え言うたやろ。」
片腕で抱き寄せ、もう片方の手がゆっくりと太腿をなぞり上げる。
直哉の指先に従うように、仁美の足は開かれる。