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【NARUTO】夢見が丘【トリップもの/中編】

第5章 夢小説っぽい!!



イルカ先生と別れた私は、迎えにきてくれたサクラさんと一緒に、ワクワクの夕食会の会場である「焼肉Q」に到着した。

お店に入ると、ヤマトさんとナルト君が既に座っている。
あぁ、イケメンというのはこの人たちの事を言うのね…。
今まで2Dでしか見ていなかった人が3D…いや、実物として目の前に現れると、何とも素敵すぎる。
私も、ちょっとアニメ顔っぽくなってたもんなぁ…トリップするとそんな変化が起きるのね…と、洗面台の前でびっくりした朝の出来事を思い浮かべていた。

(な、なんか…この子時折夢の世界にいくのよね…)
(雰囲気はそんなに変わってないと思うけど…)
(た、たしかに不思議ちゃんだってばよ)

ほわ~っと夢見心地の私は、ハッと皆の視線に気づき、急いで席につく。
四人席の隣にサクラさん、その前にナルト君、私の向かいにはヤマトさんが座る。

『あ、あの…私、その…家族以外と外で食事するのは初めてで…あの…誘って頂いて嬉しかったです。』

人と話すとどうしても、モジモジとしてしまう私を、皆は優しく見つめてくれる。鬱陶しいとか、イライラするという視線ばかり浴びてきた私は、ただそれだけの事でも嬉しかった。

「とりあえず…乾杯しようか。ナルトとサクラはお茶にしておいたよ。太巻は…僕と一緒でビールでいいか?」

私が到着する前に注文していてくれたのだろう。ヤマトさんの段取りの良さに、おーっと感動してしまう。
その様子を疑問の目で見つめる二人。

「ちょ、待った!瑠璃ちゃんもお酒駄目だってばよ!」

あぁ、ナルト君が私を名前で読んでいる…。

「そうよ!ヤマト隊長…未成年に飲ませて何しようとしてるんですか!いやらしぃ~」

やだなぁ…もうサクラさんは…。ヤマトさんはそんな人じゃないですよぉ!


ん?未成年???


「おいおい…君達ねぇ…。太巻は俺と1つしか変わらないんだけど?」








「「えぇぇえ―――――――――っ!!」」
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