第4章 4話
仕事で机に向かってる真剣なつーちゃんの後ろ姿を見ながら
思わず目を細めたりなんかして
これは多分
恋ってやつなんだなって
勝手に頬緩んだりして
そんな事考えながら家事してたら
つーちゃんは机で電池切れしてた
起きないようにゆっくりベッドに運んで
寝顔を見ながら
可愛いな
あどけない顔して
経験値少ない癖に
めちゃくちゃえっちで
抗えない欲望に真っ直ぐで
そんなところがちょっと俺に似てて
なんだよこれ
好きになんない方がおかしいじゃんって
思わず笑うけど
つーちゃんからしたら俺はただの研究材料だから
なんかそれにいらいら
持ってるよな
タバコ
あいにく電子タバコしかない
今はタールきつめの紙とかの気分なんだけど
しょうがないから
ベランダにでてタバコを吸って
ボーっとすることにした
続く