第3章 3話
その日の帰った後
寝支度後に結局飲み直す事に
「それにしても、たしかに楓さんが言う通りですね?」
「なにが?」
「和さんが嵐さん以外の仕事で専属つけられるとは思いませんでした」
「たしかに!和さん誰でも大丈夫すよね?」
ヘアメイクに全く興味がない和さんがな。と思って言うとゆりが、うんうんと頷いてる
「フフッ。そんな事ないのよ」
「そうなんですか?」
「まぁね。俺の周りのメイクさんって言ったら楓ちゃんだと。…あの人ストレス溜まっちゃうでしょ。ていうかあんな感じだからないよね。光ちゃんはまだ楓ちゃんが手放さないし」
「あー。楓さんは相性悪そうですよね」
今日の光景とか思い出して思わず笑う
「仲良しじゃないですか」
不思議そうなゆりにはぁ?と言う顔をする
「え、ゆりにはそう見えてんの?俺にはバッチバチしてんのに和さんがステージにあがんない様にしか見えないけど」
ンフフ。とだけ笑ってそれ以上それには返事しない和さん
「つか、それで言ったらゆりでも良かったじゃないすか。まぁ、雪乃さんで忙しいからむりか」
「そうね。それはね。前から思ってたけど……まぁフラれちゃうかなって?ね?」
ゆりを覗き込みながらそんな風に言い出す和さん
「なに?和さんがそんなわけないじゃないすか」
フラれる?
ありえねー。
「そうでもないよ?俺はこの人にフラれてばっかり」
「い、一度だけです」
「一回はあんのか」
思わず笑ってしまう
この夫婦
まだまだ面白いことたくさんあるな
「あれ?そうでしたっけ?ゆりが言ってる一回と。あとはライブも来てくんないし。あとは散々誘ってやっと風呂も一緒に入ってくれたから。それまで何回もね?フラれてる気がしたんだけどなー」
「も、もうそれ以上は!」
俺がいつも使ってる毛布で顔を隠して逃げ隠れするゆり
「クフフっ。わかってくれた?」
「はい。参りました」
「ご馳走様です。」
ほんとにありがとう
気持ちがあたたかいです
和さんと乾杯した