第3章 3話
「(コンコン)失礼しまーす!和さんおかえりなさーい!」
やっっっっと
ご主人様が帰って来ました
「んあ?!あれ?ヘアメイク悠なの?」
悠も全然会えてなくて
どうやら和さんの地方撮影について行ってたらしい
「あ!秋さん!お疲れ様です!実は、へへぇ」
自慢げな悠
「えっ!てことは見初められたの?」
「そうなんです!ありがたいことに」
ハイタッチしてはしゃいでしまう
聞いたらスタイリストも兼任するらしくて
そしたら俺も頼みたい!とお願いした
「あ!和さん!もう寂しくて死んじゃいそうなんで今夜とかどうっすか?飲みいきません?ゆりもまだ忙しいし!」
つーちゃんも仕事落ち着いたし
正座して見上げて
お願い!お願い!と念を込めて
「ンフフフ。いーよ。3人で飯食いに行こう」
和さんは相変わらずの含み笑いで快諾してくれた