第2章 2話
「もしもし?たいちゃん?今平気?」
「あー。うん。大丈夫だよ。夜中なのに起きてたの?」
「うん。今こっちは21時だから。………夜中にごめんね?もしかして、、邪魔とかしてない?」
あー。今海外か。と思いながらもなんか色々気を使ってくれてるゆりに思わず吹き出した
「ん?フハッ。なんの心配よ。えっちだな」
「えっ?!、、、もう!からかってるでしょ。……全然会えてないし、、あと、連絡来なかったから。心配してたのに」
確かにいつもこんな感じで会えなくなるとしょっ中連絡してたのが、最近してなかったなと思い出した
「うん。でも心配ありがとう。嬉しい。きゅんとした。早く会いたい。明日飯行く?」
「もう。またからかってる?」
「あはは。うん。…でも早く会いたいのはほんと。なんか最近二宮家不足で心乱れてる」
思わずため息をつきながらタバコの煙を吐いて
「………。たいちゃん?」
「んー?」
「こんなこと今更言うのもなんだけど……和さんも私も。たいちゃんの事大好きだからね」
なんかあったかいもので包まれた気分になって
「俺も大好き…やめてよ!まだ会えないくせに!」
「あはは!仕返しだよ」
明るく笑うゆりに絆されて
「帰り気をつけてね。特に忘れ物。」
「帰るまでが仕事だよって行く前に和さんに言われたから多分大丈夫」
2人の会話に吹き出して
そうしていたらなんかさっきまでのモヤモヤが薄れた気がした
続く