第1章 1話
「わっ。……引っ越したばかり?」
部屋に入ると一応の動線はあるが端に段ボールが山積みになっていた
燕先生は、うん。と頷く
奥に進んでいくと家具はしっかり設置されてて
なんかわかんないけど落ち着く雰囲気
ソファに座らして、もう一回飲んどく?としゃがみ込み先程のペットボトルを渡すとごくごくとまた良い音を鳴らして飲み込んでいた
「いい飲みっぷり」
水分取れてんならもう大丈夫だよなと思い頭を撫でて、よしっ!と言って立ち上がる
「んじゃ。俺帰りますよ?鍵閉めれます?……いや、無理か。閉めてポストに入れときますよ?」
鍵を取り上げようとしたら
何故か手を掴まれた
そして
その手をグッと引っ張っぱられ
バランスを崩すと
いつの間にか燕先生にキスされてた
びっくりしたけど
思ったより拙いキスに
あー。可愛いな。って
自らも応える
「ん、、はぁ」
漏れ出す声も
頑張ってキスする姿も
はむはむと優しく甘噛みすると
その度にぶるっと身体が震えるのも可愛くて
「んっ、、はぁ。んっ」
「……もしかして。誘ってくれてます?」
唇をゆっくり離して頬を摩りながら見つめると涙が後少しで溢れかけていた
飲み込みきれなかった唾液でてらてらしてる唇が欲に塗れてる
「ハハッ。涙目なのは嫌だったからじゃないよね?」
そのまま瞼をそっと拭って優しく抱きしめた