第2章 2話
「あ、秋やっほー。久しぶり」
「りん姐!元気だった?」
ハイタッチして立ち止まる
「元気じゃないよぉ。愛しのつーちゃんが構ってくれなくて。暇なの」
「暇って。忙しそーじゃん」
りん姐もバラエティやったりドラマやったり色々芸能で忙しそうだからそう言うと
「ちがうのよ。プライベートが暇。」
「あ、なるほどね」
つーちゃん忙しいのか
ってことは…
前回の記憶が蘇って
生きてるかな
生存の心配が頭を過ぎる
その後、りん姐とはまた飯食いに行く約束をして別れ
仕事後にスーパー寄って
つーちゃんのマンション前で電話をかけると思ったより元気な声が聞こえた
「はーい。」
「あ、生きてた」
ちょっとホッとする
屍化まではまだいってなさそう
「うん。今からコンビニ行って栄養補給かなって思ってる」
「やっぱりな」
栄養補給がコンビニって…
買い物してきてよかった
「たまたまりん姐とばったり会ってよぉ。なんかつーちゃんが忙しくてプライベートが暇だって言ってたから」
「へぇー。そうなんだ」
エレベーターの方に目を向けると
つーちゃんが出てきたから
スマホを持ってる手をフリフリするとすぐにかけよってきて
「あれ、なんで?」
「家政婦しにきた」
「二足の草鞋?」
「は?」
いつものつーちゃん節で再度安心材料を得る