第1章 1話
「りんは何も知らない。…でも秋くんはスマートにきゅんの供給くれるだろうって」
これは多分…
面白がってんな
りん姐
「なんかりん姐に丸め込まれてない?」
「え?違うよ!それに秋くんは床上手だからって噂があって」
「は?そんな噂回ってんの?………まぁ、いーけど」
いつからそんな…
なんか色々誤解が生まれてる気がするけど
「………ごめんね?」
「、、ん?なにが?」
しゅんとしだすつーちゃん
「なんか、巻き込んじゃって」
「いや、怒ってないし別にいーんだけどさ。……まぁなんつーか。ちょっとプレッシャーだよね」
「プレッシャー?」
今度は俺から近づいて
ゆっくりつーちゃんの腰回りに手を回す
「まさかそんな知識豊富なんて思ってなかったし。一応前の時も大事に抱いたつもりだけど。期待以上の成果は出ないかも」
「何言ってるの!!」
「へあっ?!」
いきなり信じられないくらい大きな声に思わず変な声が出てびくつく
そんな俺を気にもせず突然俺の背後にある何かを取ろうとして
「えっ、ちょ、」
胸があとちょっとで顔に触れそうな状態で
そんな事気付いてないつーちゃんはなんか大量の紙を差し出してきた
「これ!!秋くんに抱いてもらってから描いたの。秋くんのおかげでこんなに沢山私の卑猥な妄想が広がったんだよ?感謝しかない!!」
「お、おう。」
気迫に押されて頷くと、よし。と返してまた同じように元に戻す
今度はちょっと触れてんですが
気付かねーって、なんなの。この子
そしてまた向かい合わせに座るつーちゃん
ていうか俺がつーちゃんの腰に手をまわしてる所為
「いいんだよ?前言撤回しても」
「え?」
何のことだ?
「だから、さっき言ってた。供給源ってやつ。……秋くんには何もメリットないじゃない」
八の字眉にして、なんか切なげで
「もう怪しさもないでしょ?脳内はえっちなおじさんが住み着いてるし」
「何それ。おじさん住み着いてんの?」
思わず笑ってしまう