第1章 1話
「それで?なにか聞いてほしい事とかあった?」
暫く飲んでから本来の目的を切り出した
「そういえば。そうだったね」
同じく地べたに座ってた俺に近づき膝がくっつく距離に
「折行って相談?というか。協力して欲しくて」
「うん?」
「前に言ってた、、ほら。りんが。………あれ。きゅん。てやつ。お願い出来ないかな?」
じっと見つめられて
思わず
また色々思い出す
そんな顔もなんか可愛くて
「……まぁ。いーけど。」
「ぇ!ほんと?」
信じられないと目を見開いてて
「いや。自分から頼んできたんでしょ」
「だって。私なんて女のかけらもない童貞だし」
「いや、童貞って。女だろ」
そう言って頬に手を添える
「つか、女のかけらもないとか。そんなこと思ってたの?」
逆にね、色々悶々とさせられてんだけど
「そんな事。1ミリも思った事ねーけど」
ゆっくり。ねっとりとキスして
そしてぽんぽんとまた頭を撫でる
一気に赤くなる燕先生
「はっ。。かーわい。、」
今度はおでこにキスして
「キッチンに片付けてくるね」
そう言って散らかしたお酒の缶の残骸を持って行こうとしたら、あ、私やるから大丈夫だよ。と言って奪い取って行ってしまった
あーあ。逃げちゃった
かわいー
ちょっと強引なくらいが燕先生気持ちよさそうだったしな。と思い返しての行動だったんだけど
初心な反応がかわいくて
思わずちょっとだけ悪戯してしまった