第1章 1話
1時間後
ガラガラ
「おーつかれ!りん姐」
「秋、おつかれー」
りん姐。だいぶ出来上がってて。
ハイタッチしたいのか手をあげてるからそれに合わせた
そして2年前にちょっとだけお戯れした
「あ、燕先生も。お疲れ様。お邪魔します」
「…お、お疲れ様。、、秋くん」
挙動不審の燕先生
ちょっと連れが手間取ってるから助けてくる!と挨拶して直ぐに悠の元へ
悠はキャリーケースを運ぶのに手間取ってて一緒に対応する
「秋さんあざっす!」
「いーよ。いーよ。」
そんな事言いながらりん姐と燕先生の元へ
そして酒を頼み悠を紹介する
「りん姐、先生。紹介させて!鈴木悠(すずきゆう)ヘアメイクさん」
「はじめまして。秋さんと仲良くさせてもらってます」
頭を軽く下げる悠
「そしてこっちがりん姐。前に共演してからよく飲みに行くんだよ。あとこちらが燕先生。脚本家だったり本書いてたりするんだよ」
ぺこっと頭を下げる燕先生
りん姐もご機嫌に、よろしくー!と挨拶を交わしていた
その後は普通に飲んで
やっぱり最初から結構飲んでたりん姐が一番初めにべろべろに酔っ払って相変わらずの意味不明な事を言い出した
「ねぇ。秋。今フリーなの?」
「え?………そうだね。なんで?」
「じゃーさぁ。きゅんを供給してよ!きゅんを!」
きゅん?
「りん姐に?……力及ばない気がすんだけど」
りん姐が満足できるほど出来た男でもないし。経験豊富なりん姐と?と思っているとりん姐ははむぅっ。としだして
「ちーがーう!つーちゃんに!今この子には秋みたいな小難しいこと考えないでスマートに女扱いしてくれる人が必要なの!」
思わず目を見開く
「は?え?…なんで?」
ちょっとりんやめて。と赤くなってる燕先生
「だから!つーちゃんはね?今からてぃ、(むぐっ!)ちょっとやめてつーちゃん。いい?秋。あだ(んむっ!)」
必死にりん姐の口を塞ぎに掛かる燕先生
ほとんど聞き取れないしよくわかんねー。
「ごめんね?気にしないで」
ジッ。と懇願する様な目つきで見つめられ
なんか、、やっぱ可愛いな。と思いながらも触れてほしくはなさそうだったから話は逸れていった