第8章 最終話
「あの、ね?バーで飲んだの。小野先生と」
「うん」
握ってた指先をギュッとして
「それでね?……その日全然寝てないのもあって、、、気付いたら」
「気づいたら?」
「家にいました」
「え…」
つーことは
「小野先生と?2人で?」
「あ!違う違う!1人だったんだけど………あのぅ。……トイレにね?行ったの…。そしたら……」
思わずごくりと唾を飲み込む
「ぱ、パンツ履いてなくて」
それ、やられてんじゃん
「いや、おかしいよな?って。粗相しちゃったのかなって色々考えて小野先生から着信履歴があったから連絡したらなんか、、あの。含みある言い方で。パンツ返すからお願い聞いてくださいって」
「お願い?」
今まで黙ってたりん姐が唸る様に言って思わず俺もビクッとしてしまう
「あのー。……お願いとはぁ
ヌードをね?
描かせてくれないかって」
りん姐がより呆れ顔に
「は?なに?なんで?…ていうか小野先生ってヌード得意じゃん」
「あ、、、いや
えっとぉ
ヌードというか
なんかね?いつもよりエロい漫画描かなくちゃいけないって言われて
その
オナニーシーン?
的な?」
しどろもどろいうつーちゃんに
りん姐は
「あのさぁ。つーちゃんはパンツの為にそれに同意したわけ?小野先生が好きとかではなく」
「………はい。あ!!でも!私と似てるなって!」
「誰が」
「小野先生………だって、私が秋くんにお願いした事と似てるし」
ガタッと勢いよく立ち上がるりん姐
「それは違うでしょっ!!私が言ってたのは……確かにやっちゃえば?みたいなことは言ったけど!……秋に優しくしてもらいなさいって意味で!それに!!それってあんたの身体売ってんのと一緒だよ?裸になるってね!なめんなっ!!」
「ご、、ごめんなさいっ!!」
思わず両手で顔を覆う
安堵感と
怒りで
くらくらした