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いいれんれん〜2人の距離〜

第5章 5話





つーちゃん家でそわそわしながら待ってたら




思ったよりも帰りが遅くて





「ただいまぁ」


「お帰り」


帰ってきた安心感と



どうしてもぬくもりを確かめたくて




玄関先で抱きしめる









「秋くん?」


「………」

思ったよりも酔っている様子はなくて




「あの、、、聞いてる?」
ギュッと抱きしめる力を強めて



あ、つーちゃんは戻ってきたって




「…………………あー。よかったぁ」

安心する


「へ?」


「つーちゃん帰ってきたぁ」

そう言ってお姫様抱っこしてリビングに連れて行く

「え?…う、うわぁ!!あ、秋くん!下ろして」
慌てるつーちゃんにニコッと笑いかけて



「えー。もうちょっと」
ソファに優しくおろして靴を脱がせて





「あ、あの。秋くん?」

「んー?」
玄関にしまいに行った後、つーちゃんは怪訝な顔してるけど




「秋くん?どうしたの?」

「え?なにが?」
なんでそんな顔されるのかさっぱりわかんねー


「なんかいつもより……」

「いつもより?」

思わず首を捻る






「濃度増し増し?」

「…は?」

お互いに首捻って

見つめ合う

つーちゃんのいつものやつかと割り切って

「………なんかよくわかんないけど。兎に角良かった。朝帰りとかされたら気が気じゃなかったかも」

「……オカン」

「いや、誰が」

オカンなんて言われたことなくて今の会話の何処らへんがそう言わせた?と考えてるとつーちゃんは立ち上がり水を飲みにキッチンに向かうからそれに着いていく



「…あれ。ケーキ?」


「締めケーキする?」
結局あの後ケーキ買って大人しく家で待ってた俺

従順な犬だよなとニヤつく

「え!世の中にはそんな締め方あるの?!」
なんか目輝かせてるし


可愛いな


「あー。いや、締めパフェってのはあるよ。よく親友と行く」
そんなこと言ってゆりのほっぺにクリームが付いてるのを写真に激写して和さんに送った事あんなと思い出す

その後帰ったら和さんがずっとにやにやしてたっけ


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