第5章 5話
そしたら俺の手を取ってつま先立ちしてをしてもう一度口付けてくるつーちゃん
「はぁ。気持ちいい」
「ん。俺も」
ちゅこ、ちゅこと鳴り響く
えろい音に
えろくて可愛いつーちゃん
「あー。可愛い」
ぎゅっと抱きしめて
SEXしたい欲を押し殺す
多分今したらつーちゃんを殺しかねない
そう思って
「ねぇー。つーちゃん」
「なに?」
はぁぁぁ。と息をはいて
「つーちゃんとくっついて寝てもいい?」
そのまま抱いてもいい?
聞きたいこととは裏腹に
「フフフっ………着替えるし髪も乾かすからリビングで待っててくれる?」
なんでか笑ってるつーちゃんにそんな風に言われて素直に従った
よく耐えた。俺
ソファでゴロゴロ微睡みながらそんな事思って
気付いたら眠ってしまっていた
翌朝
「………あれ、つーちゃん?」
作業机で黙々と仕上げをしているつーちゃんを既に明るくなってる部屋で見つけて
「あ、おはよ。秋くん」
こっちには見向きもしないつーちゃん
ちょっとくらくらする頭をガシガシしながらあくびを一つ
「………あー。、、、もしかして。寝落ちした?」
「うん。してたよ」
全く見もしないつーちゃん
「ごめんなさい」
昨日色々やらかした記憶は割としっかりめに残ってて
「何が?あとちょっとで終わるから待ってて」
何も気にしてないのかつーちゃんはその後も無双を続ける様子だったから
邪魔にならない様に家事して
つーちゃんは多分寝てない感じだから
ハニーミルクでも作るか
「おわったー!!!」
「…お疲れ様」
達成感一杯の声をあげるつーちゃんにマグカップを渡す
「ハニーミルク。寝てないでしょ?」
頭を撫でて
見上げてくるつーちゃんの隈あたりを優しくさする
「昨日寝落ちしてごめん。結構酒入ってたから。あと強引だったよな」
ちょっとまだいつもより赤めな唇に目を落とす
「大丈夫だよ。おかげで仕事が捗っちゃった。良い刺激だったよ」
心底思ってるのか
そんな風に言われて
あんなことまで許されちゃうと歯止めが効かなくなりそうだなと思った