• テキストサイズ

いいれんれん〜2人の距離〜

第5章 5話




優しく抱き寄せながら、今日はこのまま寝る?と聞く


「うん。そのつもり。秋くんは仕事?」

「俺は今日は夕方からだから。…一緒に寝ようかな。…まぁ、まずシャワー浴びてくる」

そういえば昨日浴びてねーやって思い出して



ちょっと熱めのシャワーを浴びる





つーちゃんは知識豊富だけど

経験値少なめだから


加減してやらなきゃいけないのに



昨日は危うく抱き潰すところだった

我慢できてほんとによかった



そんな事思いながら長めに浴びて




リビングに戻ると





なんか両手で顔を覆ってるつーちゃんがいて





「つーちゃん?疲れちゃった?」
頭を撫でながら覗く




「むずい。下界が」

「は?」
またよくわからないことを言い出した

いつものつーちゃん



「ねぇ、秋くんは他人にお世辞を言う時の内の心は?」

謎な質問

突然言われてぐるぐる頭を回転させる


「え、、、そーだね。その人の反応を見て次回の時の為に相手が喜んでくれそうな事を探る?って感じ?」

「なにそれ。……世の中難しい」
めちゃくちゃ皺寄せて難しい顔をしだしたと思ったら

メモとペンを取り出すつーちゃん

「ちなみに本心なのかお世辞なのかを判断する材料は?」

いったいなんなの?
いつもの突拍子もない発言に毎回困惑させられてきたけど

なんだかんだちょっと慣れつつあったりして

「また難しい質問だな…………顔?、、いや、目?を見るかな。俺は。目を見てなんとなく本心なのかなんなのか判断する」

「……それ、秋くんの特殊能力じゃなくて?」

「、、、一体俺をなんだと思ってるの?」


なにを真面目に言ってんのか

じっと見つめてくるけど



「…なんかわかんないけど、そろそろ寝る?」
そっと両手のメモとペンを奪い取って机に置く








寝室

「あー。やっぱつーちゃん抱きしめて寝るのが1番最高だわ」
抱き寄せながらすっぽりおさめる



「うーん。……そ、、だね」
もう既に安らかな眠りにつこうとしてるつーちゃん


後頭部にキスして


ゆっくり背中を撫ぜる




「はぁ。……それ、気持ちいい」
もう殆ど舌が回ってないつーちゃんに思わず、ふっ。と笑って



「ん。眠るまでやっててあげる」


そう言ったら抱きしめ返されて



自分も目を閉じる
/ 119ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp