第1章 1話
「おっぱいかぁ、わかるなぁ。おっぱいってさ。なんか可愛いよね。ふわふわしてるし人それぞれ全部可愛い」
「…そうだね」
りん姐のおっぱい談義をその後も聞かされるんだけど
「そういえばぁ。おっぱいといえばすんごい可愛いおっぱい見たことあるよ」
「なにそれ」
目をきらきらさせて言う事じゃないよ!絶対!
でもりん姐を見てると案外俺の欲なんてちっぽけなものなんかな。と思えてきて。
だから結構楽しかったりする
「形も良くて。あと巨乳まではいかないの」
「ふーん」
「それで、乳輪は少しだけ大きめで、乳首も丸くて」
だんだんリアルになってきた
まぁ、個室だからいいけど
「この前露天風呂行ったら乳首立つくらい寒くて!そしたら乳輪もぷっくりしてて可愛かったぁ。食べちゃいたい」
「……へぇ。そうなんだ」
それって絶対燕先生………
思わずまた思い出してしまい
生唾を飲み込む
「秋はある?理想のおっぱい」
「………まぁ、あるかも。でもどんなおっぱいでも。俺の前で出してくれた勇気に全力で応えるだけだから」
「うわっ。でたでた。モテ男は違うねー。理想語るだけじゃ足りないっていうか。ちゃんと全女子を肯定する態度。天晴れだわ」
追加できた梅酒をまたカツンと乾杯して美味しそうに飲むりん姐
「なんか褒めてもらって嬉しいけど。おっぱいの話だからね?!」
「わかってるよー。モテ男のくせに一人一人に誠実なところが秋の良い所だと思ってるよ」
おっぱいの話しから誠実さを語られても良くわかんねーけど
その日は向かい酒ということもあり、りん姐の2件目行こうコールをかわして昨日行けなかった第二の家へ